医王寺のラッパイチョウはイチョウの変異種で、普通の葉に混じってロート状の葉(ラッパ葉)が全体の1割ほどに見られます。ラッパ葉をもつイチョウは稀に見られますが、このイチョウはその出現率が特に高いものです。葉の種類(ラッパ葉、オハツキ葉、傘状ラッパ葉)も変化に富んでいて、植物学的に大変貴重な樹木として、1977年に兵庫県の天然記念物に指定されています。